行政書士と代理人(その1)

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行政書士と代理人(その1)
「行政書士」というと、一般的に行政への手続きの書類を本人に代わって作成し、提出してくれる人というイメージでしょうか。
まあ、代わりに行政の許可を取ってくれる人、という方が、ストレートなのかもしれません。

となると、法律に詳しい人から「ということは、行政に対する代理人ですよね?」という質問が来そうです。
確かに、行政書士法で、行政書士には行政手続きにおける代理人としての権限が与えられています(他の法律で、制限されている等の特段の事情は存在します)。

しかし、実際の手続きで、代理人として業務を行っている行政書士は、本当に少なく数えるほどしか居ないようです(会として詳しい数字は示されていませんので、あくまでも私の心証です)。

では、どうして手続きができるの?となりますが、行政書士は、元来、代書屋で提出代行として生業を立ててきたのです。
行政書士法も昔は、代理権限が与えられておらず、あくまでも、本人から聞き取った情報をそのまま書類に書き取り、書き取ったものを窓口に届けるだけしか、定義されていなかったようです。
まあ、その名残なのか、お客さんから委任状を頂かずに、代行として業務を行っている場合が大半のようです。

今度は、「どっちでも、手続き的には同じでしょ?」と突っ込まれそうですが・・・
一見すると同じように見えます。
詳細は、その2で。


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