人は、なぜ遺言書を書くのか?

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人は、なぜ遺言書を書くのか?
残った家族にもめないで欲しいから、自分の残した財産は、誰に渡したいから等、その事情は様々だと思います。
その一方で、残された者のための相続税対策を考慮した遺言も、最近は目立って多いと思います。
特に、民法改正もあってか、「二次相続」という言葉にも注目が集まっています。

私は、「遺言」には、大きく2つの意味があると思っています。
1つは、もちろん、法律的な意味です。
この法律的な意味には、税法という税の話も含みます。

法律に携わる私が言うのはおかしいかもしれませんが、私は法律的な意味には、あまり注力していません。
というのは、法律的な利害得失を最優先で考えると、遺言書を書かれる方の想いが抜け落ちるからです。
もっと言うと、遺言書を代書する側の人の都合に大きく左右されてしまうからです。

私は、私ども法律に携わる者としては、依頼者の想いを最大限に発揮・表現できるものにするのが責務であって、ご都合主義であってはいけないと思っています。

成年後見制度もそうですが、私自身、介護関係の資格を有し現場も行くこともあり、後見人の役割として、法律的な財産管理だけで良いの?という疑問を日々抱いています。

私は、その人が「なぜ遺言書を書くのか?」に絶えず目を向けて行きたいと思っています。


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